波が高く大混雑では宮崎海岸でも青物はいない。でもたら汁は最高
波が高く大混雑では宮崎海岸でも青物はいない。でもたら汁は最高
この1週間、ずーとワクワクしていましたが、あの宮崎海岸に行きました。また、ここは先週、多く青物が上がっている情報が入っていました。
宮崎海岸はヒスイが取れる事で有名
宮崎海岸は、富山県の東部に位置して、新潟県との県境に近い場所になり、東西約4Kmの砂浜です。
別名ヒスイ海岸と呼ばれていて、砂浜にヒスイの原石が拾える場所になっています。
釣りで言えば、やはり青物が釣れる場所としても有名です。この場所は、新潟県や長野県からもアクセスしやすく、駐車場には、県外ナンバーの車が数多く止まっていました。
長野県から行くには、上信越自動車道から北陸道に入れば、1時間もあれば到着するので「海なし県」から出かけるには、近い場所になります。
私の家からは、下道で2時間、高速に乗ると1時間ちょっとの距離になります。今回は、友人が富山県西部から来て、合流する為、下道で移動です。
夜中から場所取り合戦
初めて行く宮崎海岸ですが、事前情報ではすごく混む情報がありました。
その為、自宅を2時に出発、友人と3時に合流して、現地に4時に到着です。オフシーズンなのに、早いなあと思っていました。
2時に起きなければならないので、前日は早めに就寝ですが、まったく寝れず、結局まったく寝ないで現地到着です。
すると駐車場には、結構の数の車がもう並んでいます。4時に到着して、ざっと20台の県内、県外からの車です。さすがに有名な場所です。
心の中では、なんでこんな早くから行くの?と思っていましたが、正解でした。県外ナンバーの方は車の中で仮眠をしている人たちもいましたので、前日から来ているかもしれません。
私たちは、車を停め、すぐに海岸へ行き、場所取りです。まだ、4時だったので、好きな場所を確保です。
初めてのサーフ。必須品は長靴
何故こんなにワクワクしているかと言うと、初めてのサーフだからです。私が知っている富山県の海は、砂浜はもちろんありますが、ほとんど波消しブロックが入っていて、何も障害物が無い場所はありません。
一面サーフで障害物が無い場所がないのです。
この様な所で釣りをやるには、最低限長靴が必要です。できれば、ウェーダーと呼ばれる腰までの長靴が必要です。
ウェーダーを購入しようか迷いましたが、自宅の距離から遠いので、数多く行けないので今回は購入しませんでした。
海の中に入って、釣りをするなんて、いいですよね。
案の定、波が高い
長靴を履いて、海岸沿いを歩きながら場所を探していましたが、どこがいいのか分かりません。
しかし、波が想像以上に高いです。
波が高い事は予報で分かっていましたが、2mぐらいの波が「ざばーん」と言う感じで、押し寄せています。
もうこの状態では、釣れないなあと想像ができます。しかし、こんなに波が高いのに、6時には満員御礼の状態です。6時頃に来た人が、我々の間に入ってきましたが、そこはシャットアウトです。
魚より人間の方が多い状態です。さすがに人気の場所です。
波は高いが根がかりは無し
事前情報では、この宮崎海岸に小川が注いでいる場所がありますが、その近辺がいいと聞いていたので、その場所を確保です。
そこから何度もキャストしましたが、波は高いのですが根がかかりは、まったくありません。コツコツと石に当たる感覚はありますが、引っかかりはありません。
5m先から急に深くなっている感じですが、どこに投げても、根がかりがしません。
これだけでも、ありがたいですね。
ただ、全く魚がいません。日の出が7時ぐらいなので6時ぐらいから明るくなってきましたが、このゴールデンタイムも、全く当たりがありません。
この時間、魚がいると、鳥が寄ってきますが、鳥もいません。2mもある波では、小魚もどっか行ってしまったようです。
明るくなると、ひすい採取の人も数名
明るくなって周りを見ても、誰もヒットしていません。ひすい採取の人も数名出てきました。
私はひすいと言うものを直接見たことがありませんので、非常に興味があったので、地元の採取する人に話しかけてみました。
話によると、ひすいは魚を釣るより難しく毎日来ても、取れないと言う事です。感じがいい70歳代の人でしたが、この場所の事をよく知っていました。
「今日は釣れないよ。こんなに波が高くては」との事です。
釣れる時は、この先にある岩の所で、なぶらが沸いて、1時間後に右側に見える白い家の前で釣れるという事です。
おじさん曰く、こんなに人がいて、ジグを投げていれば魚が逃げます。海岸の先の方でないとダメとの事です。
やはり地元の人と仲良くなると、いろいろ教えてくれます。勇気を出して、話しかける事が必要ですね。
結局9時半までやって、誰も釣れず終了です。私たち以外の人も誰もあげていない状態だったので、やはり波が悪かったようです。
これで終了ではありません。ここはたら汁が有名
釣りは終わって、今回の釣りは終了ではありません。ここは「たら汁」が有名な場所です。
宮崎海岸がある朝日町は、たら汁街道と言って、たら汁を出してくれるお店があります。その昔、漁師さんが船の上でたらをぶつ切りにして食していたのが始まりで、それをお店で出すようになったようです。
近年では取れなくなったので、北海道産のすけそうたらを使って、伝統を守っているようです。
そんなたら汁街道の中でも有名な「栄食堂」でたら汁を頂きたました。
今回、長靴を履いて釣りをやりましたが、想像より高い波がきて、長靴の中は「びちょびちょ」の状態です。こんな状態になると思っていないので、タオルもなく、運動靴に履き替えても濡れたままです。
冷えた体には、本当に美味しく、これだけでも来ても良かったと思います。
一人分で800円で、この写真は二人前です。ペロリと頂きました。
まとめ
やはり波が高いか、風が強い場合は、釣りにはダメと言う事が再認識できました。ただ、今回は前々から計画していたので、行きましたが、これらの情報収集も重要ですね。
また、サーフでやる場合は、長靴ではダメでウェーダーが必須ですね。これも勉強になりました。
ただ根がかりもなく、思いっきりジグをぶん投げる事ができ、個人的には楽しい釣りが出来ました。また名物のたら汁も、ちゃんと頂く事ができ、全体的には良かった旅でした。